九州大学大学院 総合理工学研究院・エネルギー物質科学部門/総合理工学府・物質理工学専攻 固体表面科学大講座・理論物質学教育分野 青木研究室

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ナノ・固体触媒の
コンピュータ・シミュレーションと理論設計

第一原理計算によるバイメタリック・ナノ粒子の解析

  白金をはじめとする貴金属は自動車の排ガス処理や燃料電池に欠かせない触媒でもある。二種類の(貴)金属を混合させることで得られるバイメタリック・ナノ粒子は、混合比率や形状・サイズを操作することで単一金属ナノ粒子とは異なる触媒特性を持たせることができる。われわれは新規ナノ触媒の開発にむけてバイメタリック・ナノ粒子の構造と電子状態をスーパー・コンピュータを用いて解析している。

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Ziegler-Natta 触媒の表面反応シミュレーション

  Ziegler-Natta 触媒はプラスチックの合成を支える重要な触媒である。しかし、その重要性と65年以上におよぶ歴史とは裏腹に触媒活性点の構造や反応機構、活性因子などに関して未解明な点が多く残されている。 他方、後発の(ポスト)メタロセン触媒はこうした事柄が良くわかっており、合理的な触媒デザインが可能となっている。 われわれはコンピュータ・シミュレーションを用いたZiegler-Natta触媒の詳細な解析をすすめることで、不均一触媒の合理的理論設計を可能にしたいと考えている。

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