はじめに
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近年、有機強磁性体を設計するための実験・理論両面からのアプローチが盛んに行われており、非ケクレ構造をもつπ共役系"超"高スピンポリマー
(※)も合成されている(図1).しかし、有機強磁性体のスピン整列機構は明確ではなく、強磁性予測のための一般則はまだ存在しない。
※A. Rajca, J. Wongsriratanakul, S. Rajca,
Science,
294, 1503(2001).
図1
そこで我々は,分子軌道法の立場から交互炭化水素系の多重項安定性をNBMO(非結合性軌道)の重なり方に基づいて簡便に予測する方法を開発した。
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